200年にアメリカで逮捕された

アンナ・チャップマンですが、その容姿は、「美しすぎるスパイ」として騒がれ話題となりました。

映画のようなスパイが存在するなんて。彼らは他国では重犯罪に成るも帰国すれば、母国ではヒーロー。

スパイの歴史は古く、もちろん、各国のスパイは私たちの周りに、実際に存在しています。

筆者の知人にも元スパイ(諜報員)だった人がおり、家族も「読唇術」が出来るなど、普通の世界とはかけ離れていました。

そんなミステリアスなスパイの世界。

スパイにになるには?実際の任務、近年のスパイ情報を取り上げてみましさてた。

スパイとは

主にその国の諜報機関に勤務する職員で、または政府に雇われた工作員です。

映画でいうと、

・「OO7」 ジェームスボンド((ダニエル・グレイク)

・「ミッション・インポッシブル」スパイ組織IMF ネイサン役(トム・クルーズ)

・「ボーン・アイデンティティ」 CIAの人間兵器ジェイソン・ボーん役(マット・デイモン)

だったり、

各国の政府機関内に情報収集する部所があり、スパイ活動をしています。

・アメリカ CIA 中央情報局   DIAアメリカ国防情報局 など複数

・ロシア SVRロシア対外情報局(元KGB)

・イギリス MI6情報局秘密情報部

もちろん、日本にも存在します。

実際に行うスパイの活動とは

 

スパイになるには?

国によっても違いますが、アメリカん場合、CIAなど政府機関にに履歴書を送り、書類審査に通ると、面接になります。しかし、長い期間の面接と、身辺調査も含めるため、面接から審査が1年ほどかかります。

身元は隠す?

任務によってバラバラのようですが、

国外では、外交官として渡ったり、または、民間企業の社員を装うことも。

実際の任務は?

他国の機密情報を得るのが目的。主に諜報活動です。それには、機密を知り得て、情報提供してくれる協力者を探すこと。

その情報入手方法としてあげられるのが、

・金を必要としているものには金を払い情報を得る。

・ハニートラップと呼ばれる手法を使う。恋愛や男女関係に持ち込み、相手をメロメロに落とし吐き出させる。主に女性仕掛けで使われたりする

 

 

「美しすぎるスパイ」アンナ・チャップマン

さて冒頭にも紹介した、2010年、アメリカでスパイ容疑で逮捕され、「美しすぎるスパイ」として有名になったロシアのスパイ、アンナ・チャップマン。

  アンナ・チャップマン

  1982年2月23日 生まれ 38歳

  ロシアのスパイ

  IQ162

  元ロシア対外情報庁(SVR)に所属

  父親も元KGBの元職員

<経歴>

イギリス人のアレックス・チャップマンと学生結婚をし、イギリス国籍を取得、姓をチャップマンと変更。

大学卒業後は、航空会社勤務、投資銀行、ヘッジファンド、投資会社など多数の職に就いているが、諜報活動の表向きの職業の可能性もあります。

2006年に離婚。

のちに、アメリカで諜報活動を開始。

その時の表向きの職業は、不動産会社社長で、ハニートラップを使い、その美貌で男たちを手玉に取り、情報を集めていたとされています。

ことが起きたのは、2010年6月 アメリカのおとり捜査員が接近したところ、逃亡をする計画があったため、アンナを含めた10人が検挙されます。

検挙された、アンナと他の諜報員は、

ロシアに服役しているアメリカのスパイ4人の返還するという交換条件のもと、国外退去処分となり、ロシアに帰国します。アンナ当時28歳。

アンナは当時、、一般人として、FacebookのSNSも持っており、その画像が美しすぎると「アンナのグラマーショットを見てみろ」と話題になりました。

帰国したアンナ、母国で、婦人服のオリジナルブランドを立ち上げ販売。また

2011年には、テレビ番組の司会者を務めたり「アンナ・チャップマンと世界のミステリー」

2013年ファンド・サービス・バンクの取締役となり、母国ではセレブスターとなっています。アンナの公式ホームページwww.annachapman.ru

しかし、実際は、命がけの仕事

アンナと交換条件で返還された、アメリカのスパイ4人のように、他国で囚われたら、捕虜、拷問、または死刑になる可能性もあるということです。

実際の話、

「アメリカでも拷問が行われていた」ブラック・サイトの存在

2018年5月、トランプ大統領政権のもと

代25代中央情報局CIA長官の後任に、創設以来史上初の女性長官としてCIAに33年間勤務したベテラン、ジーナ・ハスペル氏が選ばれました。

   ジーナ・ハスペル  / Gina Cheri Haspel

     第25代中央情報局CIA長官

    1956年10月1日生まれ 63歳

    ケンタッキー州出身

銀行員、法律事務員を経て、1985年よりCIA

およそ33年間のキャリアの半分は、機密工作部門で任務していたため、公的記録は存在していないようです。

元CIA長官のマイケル・ヘイデン氏は、国家が求めるあらゆる職務に対し、高い品格、プロ意識、誠実さを持って対応してきた」人物と語っています。

 

しかし、ここで注目されたのが、

CIAは、2002年から2005年の国際テロ組織アルカイダに関連する容疑者を拘束しており、国外に「ブラック・サイト」と呼ばれる施設に送り、「水責め」などの過酷な拷問を行っており、そのタイの支部(ブラック・サイト)で、取り調べの水責めの実施に関わっていたのが、このハスペル氏。

行っていた拷問は過酷で、1ヶ月に83回の水責め、睡眠の遮断など道徳的に許せる範囲を超えていたようです。

ハスペル氏は、過去の数十本の映像を破棄させ隠滅を図った疑惑もあり、公聴会で尋問を受け、「今後、拷問のようなプログラムは行わない」と明言しています。

読んでみたい?! 元CIA諜報員が語る告白本

『わたしはCIA諜報員だった』(集英社文庫)  著者リンジー・モラン

出典magasine.ivy.com

諜報員だったリンジーさんによると、実際の映画のよな華やかな活動ではなかったという。

ハーバード大学を卒業を、CIAの諜報員になるも、表向きは、無名の会社の事務。

同級生たちが大手企業やエリート勤務に就くものの、自身の本当の職業があかせない。

彼女は任務した時期は、1998年から2003年まで、ちょうどクリントン大統領や、ジョージブッシュ政権の頃。

CIAに入ると、まず軍事的なトレーニング。格闘技の訓練はもちろんのこと、武器の使い方、捕虜になった時の趣味レーション、爆発物を取り除く訓練や、車やボートを超高速スピードでレースしたり、飛行機から飛び降りる訓練まで、まさに映画で見たアンジェリーナジョリーかと思うスキル。

訓練とはいえ肉体的にも精神的にも過酷なスケジュールに、挫折する人もいる。

そして、もう一つは、スパイとしてのテクニックを学ぶトレーニング。

嘘のつき方、尾行の仕方。

そして、ついた任務は、機密情報に知ることができる協力者を探すこと。これを

「リクルート」と呼んでいるそうです。そして、協力者のことを、「エージェント」

協力者に会い、その都度メモを取っていくのですが、

女性の場合は、ホテルやレストランなど、どこでもあらゆる場所での密会が想定され、時には相手の男性に誤解されることがほとんどだそう。ある時密会する時に、協力者が大きな花束を持って待っていたことも。

そして、任務の一つには、このエージェントを守ることも必須です。

プライベートもあまりないような気もしますが、もしプライベートでデートする際、先に相手の情報を調べてからCIAに知らせなければならないそうです。

しかし、任リンジーさんは、スパイに憧れて入った道、任務をいくつか遂行したのち、完璧な期間だと思っていた世界と違うことに気づき、CIAを辞任します。

アンナやリンジーさんのように退職後は、有名になれる?

アンナやリンジーさんのように、数年働いて、やめて、カミングアウトして、本描いたりして有名になれる?と思うかもしれませんが、実際は、辞めてからも、任務で得た機密情報は、守らなければなりません。

ちょっと魔が差して、喋ると思い犯罪になるどころか、とんでもないことに。

実際の事件は、

昨年、捕まったCIA元職員ジェリー・チャン・リン・シー被告。

彼は、中国側に情報を提供したとして、禁固19年の実刑判決を受けました。

出典参考APF通信

ジェリー被告は、1994年から特殊要員として東京や北京なので、約14年間CIAに属し、2007年にCIAを退職。その後、中国の情報機関員に、米国の機密を数十万ドル(数千万)で売ったとされています。

それに加え恐ろしいのが、中国でリーが渡したとされる、CIAの協力者リスト数十人が、次々殺され、中には見せしめで政府庁舎の中庭で射殺された者もいた。

最後に

実際にスパイのアイテムに触れることができる美術館が、ニューヨークとワシントンDCにもあります。子供向きのミュージアムですが、スパイの歴史や、実際に使われたスパイグッズ、ペン型の隠しカメラから変装グッズまで。

・国際スパイ博物館(ワシントンDC)

・スパイスケープ(ニューヨーク)

筆者も2016年に国際スパイ博物館へ行きました。入り口で20分ほど並ぶ列ができるくらいの混雑でしたが、やはり魅惑のスパイグッズに子供達もよろこみ、その日1日は、スパイ気分になっていたようです。

今はパンデミックでクロウズしていますが、興味あれば開館後訪れてみては?

または、実在するスパイの想像しながら、スパイ映画を楽しんでみたらいかがでしょう。

ミッションインポッシブルの撮影で、スタントなしで実際にトムが挑んだアクションで、骨折し、その映像がそのまま映画で使われました。

体を張って撮影に挑んだトム・クルーズ、実際のスパイの任務は想像を絶するものかもしれません。

ビルから飛び移るシーンで骨折したトム・クルーズ(youtube)

 

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NYwonder
erika.sawae@gmail.com

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