90年代からのドットコムバブルに乗ったIT長者たち。その多くが20代で構想し、今では誰もが知る大企業となり、現在のIT社会では欠かせないアイテムに。
そんなドットコムバブル勝者となったは、90年代に立ち上げたものだけではない。新バブルともいえる2000年代から立ち上げた者たちもたった数年でビリオネアに。また誰もが利用し、昨年、世界的に大ブレイクを引き起こした「ZOOM」など、起業9年にも満たない企業も。
あなたの発想が、あのビルゲイツを超えるのは時代が来るかもしれません。
そんな、新ドットコムバブルの騎士たちに注目していました。トップ画像出典buisinessinsider
ジャスティン・マーティンとショーン・ラッドは、14歳からの知り合い。そして、二人は南カルフォルニア大学へ進み、2012年、ジャスティンが26歳の時、インターネットのアプリをショーンと開発します。
これにジョナサン・バディーン (Jonathan Badeen)も加わり、「誰でも相手にアプローチするときに相手がわかっている方が気が楽だたか」という発想で、「2重オプトイン」のシステムを取り入れました。人が知り合うためのアプローチによるストレスを軽減し、未知の人と知り合うことができるこの「ティンダー」が学内で大流行し、世界に拡大していきました。この開発もたった8年前の発想だったんですね。
出典:Forbes
2000年、ニコラス・ゼンストロームは、友人ヤヌス・フリスと共に、P2Pサービスの「Kazaa」というファイル共有アプリケーションを開発・販売する会社を立ち上げるもののうまく軌道ののらず、
2003年、インターネット電話サービスのSkypeを発案します。投資を募るも、当時は誰も、”インターネットを通じてコミュケーションを取る”という彼らのアイディアに興味を示さず、資金調達に26社を走り回りプレゼンを行ったそうです。スカイプのサービスが始まると、世間もこれについていく形でブレイク。
2005年には「eBay」が2.6ビリオン(約2600億円)で買収。現在はマイクロソフトが親会社となっています。ニコラスは、推定$1.3ビリオンの資産を持つ富豪に。
出典:wikipedia
ピンタレストは、ネット上で見つけた旅行、料理、グッズやアイディアを収集し整理するアプリ。
ベン・シルバーマンは、大学卒業をにグーグルに就職するも退社、大学時代の友人だった。ポール・シャッラ、そして、ニューヨークで知り合ったエヴァン・シャープとアプリ開発を繰り返し、2010年に失敗を経て誕生したのが Pinterestだそう。
出典:wikipedia
サンフランシスコに住むケビン・シストロムが、企業2社からファンドを受けてインスタグラムを開発。加えてマイク・クリーガーも参加し、モバイルに特化しプログラムが誕生。このアイディアが、今はソーサルメディアを代表する欠かせないツールに。
リード・ホフマンは、ソーシャルネット時の同僚、富士通の時の同僚、大学の友人と、世界最大級のビジネス特化型SNSを2002年に考案し、 2003年にサービスを開始しました。リードの職歴は、アップル社、Fujitsuを経て、SocialNe.comを開設、またペイパル立ち上げの理事会にも加わっています。その後、36歳の時にリンクトインを考案。スタンフォード大学出身。
ジャック・ドーシー、エヴァン・ウィリアムズ、ビズ・ストーンと共同で、ツィッターを立ち上げ、彼らが設立した会社オブビアス社が所有し、のちにツイッターのみがスピンオフしました。2019年にはユーザー数3億3,000万人となる巨大SNSサービスに。
もともと法学博士を取得したピーターは、金融、マネジメントをするなどを経て、1999年32歳の時にペイパルを立ち上げます。イーロンマスクの会社と取引するなど成長を遂げ、2002年に株式公開。
実は、スタンフォード大学の授業の中で、エヴァン、ホビー・マーフィー、レギー・ブラウンによって始められたモバイルアプリケーションです。このエヴァンのアイディアに当時クラスのみんなはマイナス意見だったそうです。資金調達を図るも赤字に見舞われますが、2017年に上場しています。エヴァンと言えば、奥様はモデルのミランダ・カー。2017年に結婚し、2018年に男児が誕生しています。
出典itespresso.es、Forbesindia
2009年、元Yahoo!社員のジャン・コウムとジャン・コウムが、WhatsAppを設立。月間15億人もが利用する。、世界最大のメッセージングサービスに。
インターネットで、電話、テキスト(ショートメール)や、写真・動画を送信できるアプリ。名前の由来は、「What’s Up(どうしてる?)」と「App(アプリ)」のもじった駄洒落なんだそう。
97年30歳の時に、ebayを立ち上げると、すぐに需要があり、98年に株式公開。
2012年、インターネットテクノロジー企業ByteDanceの創設。同社のCEOであり、Zhang氏が社内でTikTokの開発し、2016年にサービスを開始。瞬く間にSNSのツールとしてヒットしました。2020年5月時点では1,000億ドル以上(約10兆円)の企業価値があるとされています。
エリック・ヤン 1970年生まれ
Eric Yuan 推定総資産 $25ビリオン(約2兆5000億円)
2011年当初は勤めていたシスコシステムに「ビデオ会議システム」を提案したが却下されたため、自身で独立し立ち上げたZoom。
2019年4月にナスダックに上場。そして、2020年コロナウイルスが世界中の数千万人の従業員に在宅勤務を強いたため、Zoomの時価総額は、2017年は10億ドル、上場時160億ドル、そして、2020年は1300億ドルを超えています。
創設者 マーク・ザッカーバーグ 1984年5月14日
Mark Zuckerberg 推定総資産 $104ビリオン(約10兆4000億円)
2004年マークとハーバード大学の同級生エドゥアルド・ルイス・サベリンEduardo Saverinと一緒に、Facebookを立ち上げ、学園で評判になり他の大学にも拡大されていきました。
マークは現在世界でで3番目に裕福な人物になっています。しかも、世界で最も裕福なトップ100の人々の中でもマークは最年少。共同創業者のエドュアルも総資産:$12ビリオン(約1兆2000億円)の大富豪に。
ちなみに、世界でもっとも裕福な人は、アマゾンAmazonを創設した、ジェフペソスで、創業は1994年、ジェフが30歳の時です。ジェフ・ベゾスの推定総資産は、$187ビリオン(18兆7000億円)2017年7月に総資産がトップだったビルゲイツを抜き、ジェフは世界の富豪、ダントツトップになりました。しかし昨年離婚。およそ4兆円近くの慰謝料を元妻に払いますが、それでも2020年、今もなお世界で最も裕福な人物です。
また、同時期に、ドットコムバブルで成長したのが、ヤフーyahooで、創業者は、ジェリー・ヤン(28歳の時)とデヴィット・ファイロ(26歳の時)で、1994年に起業しています。二人は、1994年にスタンフォード大学在学中に、ウェブディレクトリを作ったのがきっかけ。ヤフーは現在でも全世界で利用されているポータルサイトですが、2000年に全盛期を迎えるも、その後2008年ごろから経営難に陥り、事業の売却を繰り返し現在はAOLに買収されています。現在のジェリーの総資産は、$2.2ビリオン(約2200億円)、デヴィット・ファイロ $3.2ビリオン(3200億円)です。
スカイプもスナップショットも、開発当時は、先端を行き過ぎたのか早すぎると、彼らのアイディアも周りからつまらない、成功しないよなどのマイナス意見。それが現代では欠かせないツールとなっているのは、確かです。周りから言われて諦めないこと、自分を信じて、突き進むことが大事。そして、TikTokはわずが2016年の
わずか4年前、ディンダー2012年、Zoomも2011年に発案して、数年後には大ヒット。
今あなたが考えていることが、数年後には、時代のアイテムに。
きっと私たちの周りに、アイディアがたくさん眠っているはずです。