
女優業だけではなく、食品、化粧品など身の周りのものは良いなもの取り入れて「リビングクリーン」を提唱したブランド「goop」の創業者でもあるグウィネス・パルトロウ。 出典トップphoto; instagram
ビジネス界でも成功し、「goop」の市場価値は250億円を超えていると言われています。
グウィネスは、食べ物に関してはとても敏感で、お抱えシェフを雇ったり、自身でもレシピ本を数冊にわたって出版し、ベストセラーになっています。
アカデミー女優でありながらビジネスにも参入、そしてレシピ本を出版。自身のライフスタイルを提唱し続け、さて目指すはマーサー・スチュワート?
マーサー・スチュワートも同様にライフスタイルを提唱しブランディング化。彼女のブランドが上場すると、その資産は、1000〜1600 億円を超え、主婦からビリオネアになりました。その後インサイダー事件もあって、幾つかのビジネスから手を引くも、それでも現在のマーサーの純資産は$400ミリオン(約440億円)。
ちなみに、ビジネス界に参入してから10年が経ったグウィネスの推定総資産は、$150ミリオン(約165億円)。
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今回は、女優でもあり実業家としても成功しているグウィネス・パルトロウに注目してみました。
グウィネス・パルトロー / Gwyneth Paltrow
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本名 グウィネス・ケイト・パルトロー
1972年9月28日生まれ
ロサンジェルス出身
父は、映画やテレビのプロデューサーでもあるブルース・バルトロー。母は、テレビ・映画でも活躍した女優のブライス・ダナー。弟は、映画監督のジェイク・バルトロー。従兄弟(母方)には女優のキャサリン・メーニッヒがいる芸能一家でもあります。
1991年19歳の時、女優としてスタートします。1995年の映画「セブン」で、ブラッドピットの妻役を演じ、1998年の映画「恋に落ちたシェイクスピア」ではアカデミー賞とゴールでグローブ賞の主演女優賞を受賞し、トップスターとなったグウィネス。2013年には「ピープル」誌の、「最も美しい人」の1位にもなりました。
もともとセレブ有名人の娘、そしてトップ女優としても成功したグウィネスですが、恋の噂は?
1994年から1997年まで、俳優のブラッドピットと交際していたグウィネス。
1996年、グウィネスが映画「エマ」の撮影中、プロデューサーのハーヴェイワインスタインから性的な誘いを受けたと、交際中のブラッドに打ち明けると、ブラッドは直接ワンスタイン氏に電話をかけ抗議した、という話は有名ですよね。当時は主演俳優になったばかりであるブラッドが、大物プロデューサーに楯つくなんて、業界を干される可能性も覚悟の上で、彼女を守る男らしいブラビというのが、ハーヴェイワインスタインのMetooによる事件が発覚したことで、明るみになりました。
その後、グウィネスはブラッドと96年に婚約するも、まだ若いグウィネスが、「結婚の準備ができていなかった」との理由で、1997年に婚約を取り消し破局に。
1997年〜2000年10月までの約3年間は、オン、オフしながら俳優のベンアフレックと交際。
2000年〜2003年までの期間は、俳優ロバート・ショーン・レナード、ルーク・ウィルソン、ブライアン・アダムス、映画監督ウォルター・セールス、俳優スコット・スピードマンと噂がありました。
2003年12月、ミュージシャンのクリス・マーティンと、南カリフォルニアのホテルでの式を挙げ結婚しました。すでにマーティンの子供を妊娠していて、2004年5月に娘アップルちゃんが誕生。
2006年には息子、モーゼ君が生まれました。
しかしながら、結婚生活も13年間でピリオド。2016年7月に離婚します。
2018年9月に「glee」なども手がけたテレビプロヂューサー・監督のブラッド・ファルチャックと結婚。グウィネスも別荘を持つ、ニューヨークのロングアイランドにあるセレブ御用達の高級別荘地ハンプトンズで、盛大な式を挙げました。
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グウィネス・パルトロウのライフ・スタイルブランド「goop」って?
さて冒頭にも述べましたが、2008年に、衣食住のライフスタイルを発信するサイト「goop」を立ち上げ、スキンケアの商品開発やブランドともコラボしたり、そび市場価格は250億円にも達する企業に。昨年は東京六本木にも、ポップアップストアが出店されていました。
「goop」は、良いものを提供するというコンセプトなのですが、ちょっと変わったもの販売していました。それは2018年、「goop」が扱う商品で、「翡翠の卵(ローズクォーツの卵)」を膣の中に入れると、性的エネルギーを高め、ホルモンのバランスを整えるとし販売していたとして、検事局が、その効能に「科学的な根拠がない」として、14万5,000ドルを支払いを命じるなど、サイトとして常識から逸脱する行為も。
goopは、軌道修正をするため、クリーンビューティ、クリーンなコーディネート、クリーンな食生活など、とにかくクリーンを前面に掲げています。まるで政治家の言うような文句ですが、確かに、グウィネスは、ほとんど化粧っ気もないのに、肌もきれいで、クリーンな自然な感じが漂いますね。「goop」では、生活に関することすべて、衣食住に加え、スポーツや趣味までのライフスタイル、良いものを提供していると唱っています。
しかし、今年になって、またもや訴訟問題に。
2020年1月、Truth in Advertising(TINA.org)は、Goopの製品で、不安、うつ病、OCDなどの症状を治療するために「臨床的に証明されている」と主張し販売されている行為は、不正なマーケティングを行っていると、カリフォルニア州地方検事に申し立てしています。
問題の商品は、
「記憶を改善する」のに役立つと主張する香水
不安とうつ病を「消散」させる「OCDを治療する」とされるオイル
「神経症」を緩和するアロエ
偽ってマーケティングしている非難しています。これも科学的根拠がなければ、罰金、または和解金で決着するのか、良いものを提唱するということは、良いもの=確かなものでなければなりません。これまで重なる苦情を考えると、少しマーケティングやコンプライアンスが脆弱なのかもしれません。
食べるものにこだわりを持つグウィネスですが、料理関連でメディアに露出したのは、2008年のPBSドキュメンタリー「スペイン…On the Road Again」スペインの食文化と料理を紹介するシリーズです。これはテレビショーで、鉄人シェフのマリオバタリとグウィネス、そしてニューヨークタイムズのフードライターやマーク・ビットマン、スペインの女優クローディ・アバソルらが登場し、 スペインの料理の伝統と歴史を探検しています。
そして、スピンオフされたグウィネスとマリオの料理本が出版
グウィネスと共演した、鉄人シェフのマリオ・バタリは全米1とも言われた有名オーナーシェフでしたが、グウィネスが、ハーヴェイワインスタインにセクハラを告白したように、
マリオに対しても、複数の女性からMee tooの声が上がり、マリオは性的セクハラで訴えられ、2019年3月に、彼の所有するレストランの持株を売却し退いています。
そして、2冊目は、
料理に情熱を燃やし家族に作る料理として最初に出たレシピ本です。
3冊目は、
この本は、日本語翻訳されて出版もされています。
パルトロウ家のレシピノート (日本語)
4冊目
5冊目
6冊目
4冊目にして、レシピが尽きたのか、どちらかというと、彼女のライフスタイルを紹介する面が多い啓発本料理だけを参考にしたい人には物足りないかもしれません。
2011年から出版しているグウィネスのレシピ本は、ベストセラーだったものの、セレブすぎる高級食材ばかりとの酷評もありますが、すると5冊目からは、ヘルシー、簡単、時短をモットーを打ち出し評判を取り戻したようです。
グウィネスは、学生時代にスペイン留学をしておりスペイン語が堪能でもあり教育熱心で、
子供たちも英語、スペイン語、フランス語のトライリンガル。
2004年に誕生した愛娘アップルちゃんは、今年でもう16歳に成るんですね。二人並んだしがたは、まるでママと瓜二つ。そして、グィネスも母が若い時にグィネスにそっくり。
グウィネスの実母と一緒の3ショットは微笑ましいです
イスタグラムには、料理からハリウッドスターの友人とのスナップなど、プライベートライフを掲載。
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