実は売り上げが伸び悩んでいるヴィクトリア・シークレット(通称ヴィクシー)ですが、毎年行われるファッションショーが打ち切りになると今年発表されました。

最初のショーは120万ドルだった円だった予算が、2011年には、1,200万ドル(約13億円)、2016年には、2,000万ドルの費用がかかるイベントになっていました。

しかし、ヴィクシーはランジェリー市場での地位を維持するのに苦労し、ショーの視聴率も次第に低迷、ショーの重要性が欠け始めていると判断して打ち切りとなったようです。  出典画像ront-row.jp

ヴィクシーモデルからトップモデルへ

1995年から始まった、ヴィクトリア・シークレットのファッションショー。このショーはテレビでも放送され、97年から専属モデルを起用。数多くのヴォクシーの専属モデルたちは、次々に出世しスーパーモデルとして活躍してきました。

ショーで知られる、有名なトップモデルといえば、ミランダカーや、ジゼル、ジジやベラ・ハジット、ケンダル・ジェンナーなど、彼女たちはトップモデルとして地位を築いています。

ヴィクシーのショーは、エンジェルズと呼ばれるモデルと、ヴィクシーのモデルがランウェイを歩きます。

 

エンジェルズとは?

このエンジェルズとは、ヴィクシーの専属モデルで、毎年15名ほどのエンジェルたちが起用されています。

最も長く勤めたのは、アドリアナ・リマのショー回数18回、次にアレキサンドラ・アンブロッシオの17回

 

エンジェルとヴォクシーモデルの違いは?

ヴィクトリア・シークレットのショーのランウェイを歩くのは、エンジェルズモデルだけではなく、ヴィクシーモデルも登場します。

そして、ショーの特徴とも言えるが、大きな羽エンジェルのように背中につけてモデルウォークします。

全員が羽をつけているわけではなく、その年に注目されているモデルたち。

エンジェルズモデルが羽をつけていると思われがちですが、実は、エンジェルでなくても羽をつけて登場することがあります。

エンジェルズは事前に毎年発表されたモデルたちの総称で、必ずしも羽をつけたモデルではなく、あくまでも契約上で、エンジェルか、ヴィクシーモデルかの違いになります。     出典BAZAAR

 

 

 

 

ショーの超目玉となるファンシーブラ

毎年ショーの目玉となるのが、宝石をちりばめた、およそ数億円もするファンタジーブラ。 毎年、年の顔とも言われる注目のモデルが選ばれ、このブラをつけランウェイを歩くことができます。 歴代でいちばん多くつけたモデルは、

3回 アドリアナ・リマ、ハイジ・クルム

2回 タイラ・バンクス、ジゼル、キャロライナ、アレキサンドラ・アンブロッシオ、バーバラ・パルヴィン

 

出典balticmagazine.com

残念ながら、 ショーは打ち切りとなってしまいましたが、それでも、エンジェルズ、ヴィクシーモデルたちは健在です。

今年は

  • トランスジェンダーのモデルと契約し話題に  
  • 2019年の新エンジェルズを4人起用
  • プラスサイズのモデルを起用

 

 

エンジェル崩壊の危機?!

今年エンジェルズに加わった4人のモデル。エンジェルズであるにもかかわらず、この4人まるごと、ファストファッションブランド「Boohoo」のイベントに出席し、キャンペーンモデルも勤めていました。

これまでの契約ならば、エンジェルズは、ヴィクシー専属であり、競合会社や他のショーには登場したりしないはずである。しかし、今年のエンジェルたちには、そのような縛りの契約がない可能性が。

ということは、エンジェルズ自体の契約がゆるいものに、また契約料も低くなってる可能性があります。

Boohooのキャンペーンモデルを務める4人のヴィクシーモデル

 

 

創業者の交友関係が、人気低迷 に拍車をかける

2018年に未成年の性的人身取引の罪で、拘留中(未成年の人身取引)に自殺した大富豪のジェフリー・エプスタイン被告と、創業者との交友関係が取り沙汰され、下着ブランドのイメージダウンに繋がってしまったようです。追い風に、親会社Lブランズの売上低迷の影響が、出ているのかもしれませんね。

それでも、やはり2019年のエンジェルズも華やかです。

 

 

2019年 総勢15人のエンジェルズたち

キャンディス・スワンポール/ Candice Swanepoel ショー出演11回


南アフリカ出身

1988年生まれ31歳

175cm

2010年エンジェル加入

2013年ロイヤルファンタジーブラ(約10億円)を着用

 

ベハティ・プリンスルー/ Behati Prinsloo ショー出演10回


1988年生まれ31歳(2019年現在)

南アフリカ出身

180cm

2007年ビクシーショーに

2009年にエンジェル登録

2014年マルーン5のボーカル、アダム・レヴィーンと結婚。

2016年に女の子を出産

 

 

ライス・リベイロ/ Lais Ribeiro  ショー出演8回


1990年生まれ 29歳(2019年現在)

185cm

ブラジル出身

2010年からエンジェルに(2012年のみ捻挫のため不参加)

2017年にはファンシーブラ(約2億円)を着用

2008年に男の子を出産

 

 

エルサ・ホスク/ Elsa Hosk  ショー出演8回


1988年生まれ 31歳(2019年現在)

スェーデン出身

177cm

2011年よりショーに参加

2015年エンジェルに

2018年ファンタジーブラ着用

人身売買防止組織であるFAIR Girlsを支援しています。

 

ジャスミン・トゥケス/ Jasmine Tookes   ショー出演7回


1991年生まれ 28歳(2019年現在)

アメリカカリフォルニア州出身

175cm

2012年からヴィクシー

2015年からエンジェルに

2016年ファンタジーブラに選ばれる

 

 

ジョセフィン・スクライバー/ Josephine Skriver  ショー出演6回


デンマーク出身

1993年26歳 (2019年現在)

180cm

2013年からショーに登場し、2016年エンジェルに

両親も同性愛者である彼女はLGBTQのFamily Equality Councilの大使

 

サラ・サンパイオ/ Sara Sampaio  ショー出演6回


ポルトガル出身

1991年生まれ28歳(2019年現在)

171cm

2013年からショーに参加

2015年エンジェルズに

 

マーサ・ハント/ Martha Hunt  ショー出演6回


1989年生まれ 30歳(2019年現在)

アメリカノースカロライナ州生まれ

179cm

2013年よりショー参加

2015年エンジェルに

 

 

ロミエ・ストライド/ Romee Strijd  ショー出演5回


オランダ出身

1995年生まれ 24歳(2019年現在)

180cm

2014年からヴィクシーモデル

2015年エンジェルに

14歳から10年付き合っている恋人と、今も変わらずラブラブな2人

 

テイラー・ヒル / Taylor Hill  ショー出演5回


アメリカ イリノイ州出身

1996年生まれ 23歳(2019年現在)

178cm

2015年から最年少18歳でエンジェルズに

 

 

ステラ・マクスウェル/  Stella Maxwell  ショー出演5回


1990年生まれ 29歳(2019年現在)

ベルギー出身

178cm

2014年ショー参加

2015年エンジェルに

2016年から女優クリステン・スチュワートと交際し話題に

 

 

新 レオミー・アンダーソン/ Leomie Anderson  ショー出演4回


1993年生まれ 26歳(2019年現在)

イギリス出身

179cm

2015年からショー参加

2019年エンジェルに

 

 

新グレース・エリザベス/ Grace Elizabeth   ショー出演3回


1997年生まれ 22歳(2019年現在)

アメリカフロリダ州出身

177cm

2016年ショーに参加

2019年エンジェルに

 

 

新 バーバラ・パルビン/ Barbara Palvin  ショー出演2回


1993年 26歳(2019年現在)

ハンガリー出身

175cm

2012年、2018年にショーに参加

2019年エンジェルに

2012年、2018年にファンタジーブラ

Models.comによる2013年の世界モデルランキングで23位、13歳で発掘さレ活躍今年エンジェルに参加しますが、すでにトップモデルキャリアを持つ彼女。恋人は俳優ディラン・スプラウス、2人はニューヨークブルックリンで同棲中。

 

 

新 アレクシナ・グラハム/ Alexina Graham ショー出演2回


1990年生まれ29歳(2019年現在)

イギリス出身

182cm

2017年ショー参加

2019年エンジェルに

ビクシー史上初の赤毛エンジェル

出典画像BAZAAR

ヴィクシーの最高幹部チーフマーケティングのエド・ラザークが、トランスジェンダー、プラスサイズは雇わないと発言したことに世間が反発。

すぐに、トランスジェンダーのモデルを起用したり、 2010年ごろからは、ヴィクシーの加熱する人気とは裏腹に、モデルたちのスタイルが世間からかけ離れすぎているとの批判も相次ぎ、近年売り上げ減少の背景に、ヴィクシー離れが出てきたのかも知れません。

それを読み取ってのプラスサイズモデルが登場なのか。 ヴィクシーーのCFOフォスチュアート・バーグドーファーは、会社も発展していくと語っています。 さて、2019年のヴィクシー刷新戦略で挽回できるのか、今後の展開が気になるところです。

 

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erika.sawae@gmail.com

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