Cavalleria Rusticana
作曲 Pietro Mascagni
演奏時間:約70分
<データ・キャスト>
プロダクション/ Sir David McVicar
指揮者/ Nicola Luisotti
サントゥッツァ (村娘)/ Ekaterina Semenchuk
トゥリッドゥ (サントゥッツァの恋人)/ Roberto Algna
アルフィオ/ George Gagnidze
ローラ (アルフィオの妻)/ rihab Chaieb
<あらすじ >
【第1幕】 1890年頃イタリアのシチリア島のある村。復活祭の日、サントゥッツァは、恋人のトゥリッドゥの母ルチアに会い行き、恋人のトゥリッドゥはどこか尋ねます。サントゥッツァは昨夜、彼が昔の恋人ローラの家の近くにいたことを聞いていました。ローラはトゥリッドゥが戦争に行っている間に馬車屋アルフィオの妻となり、トゥリッドゥは気晴らしにサントゥッツァと付き合っていたのでした。しかし、嫉妬深いローラは彼に接近して彼の気を奪います。
やがて礼拝の時間となり、ルチアや人々は教会に入っていきます。サントゥッツァはそこへやってきたトゥリッドゥに、昨夜の居場所を問い詰めましたが彼は知らぬ存ぜぬ。それどころかサントゥッツァを突き放しらローラとともに教会に入っていこうとします。
サントゥッツァが崩れおち悲しんでいると、ローラの夫アルフィオが通りかかります。サントゥッツァは、アルフィオに事の次第を打ち明けてしまいます。それを激怒したアルフィオは、トゥリッドゥへに復讐を誓いますが、我に返ったサントゥッツァは後悔しはじめます。
教会から出てきたトゥリッドゥは、母ローラの居酒屋で友人達と酒を飲んでいると、アルフィオが現れます。トゥリッドゥは彼にも酒を勧めましたが、アルフィオはそれを拒みます。異様な雰囲気からトゥリッドゥは全てを察し、アルフィオに決闘を申し込みアルフィオは受けて立ちます。
トゥリッドゥは母ルチアに別れを告げ、もし死んでしまったらサントゥッツァの面倒をみてほしいと頼みました。 人々の悲鳴と共に「トゥリッドゥが殺された」と叫ぶ声が聞こえ、母ルチアとサントゥッツァは地に倒れたのでした。
<メトロポリタン オペラにて>
1幕のみの上演1時間10分 の中で、どのように展開するのか気になりました。
舞台は、回転式に動き、酒場と礼拝堂を上手く演出。
オープニングは、マスカーニの美しいオーケストラのメロディで始まります。
カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲といえば、映画「ゴットファーザー」で、主人公アルパチーノが演じるマイケルの息子のオペラ歌手デビューの夜、オペラハウスの前で、マイケルの娘が撃たれる名シーンでの音楽。
有名なこの曲は、私も日頃聞いていますが、実際にオペラは観ていなかったので、どのシーンで歌われるのか楽しみでもありました。
オペラで演奏された、この曲のシーンは、サントゥッツァの恋人が元カノと復活し、サントゥッツァが落胆し泣き崩れた後に流れます。
終わった後は拍手喝さいです。
この演目は、1時間10分と短く、今日はなんと、もう一つオペラもセットで観れる、2倍もお得な公演です。
30分のインターミッションの後は、「道化師(パリアッチ)」に続きます。