白と茶色のストライプのデザインが、トレードマークの小物ブランドと言えば、ご存知の人も多いはず。
その「ヘンリベンデル」を運営している、エル・ブランズが、
ヘンリベンデル全23店舗とeコマースのサイトを、2019年1月末に閉鎖すると発表しました。(Lbrandsプレスリリース)
これで、123年の歴史をもつブランドが幕を閉じることになります。
ニューヨークの五番街に本店を構え、いつ来ても観光客で賑わっているヘンリ・ベンデル。
お値段もお手頃価格で、私も、トートバックをベビーカーに下げたり、愛用しています。 本店の1階のフロアには、ミシンが置いてあり、購入した後、バッグに、イニシャルの刺繍をするサービスも行っており、プレゼントやお土産にも喜ばれ私も利用していました。
ニューヨークのトレンドをリアルタイムで登場させる「「ゴシップガール」でも、五番街にある本店がロケに使われるほど人気。
ブレアがオードリーヘプバーンに扮して、五番街にあるヘンリ・ベンデルのショーウィンドウを覗き込むシーン。
しかし、新しいブランドとの競争激化で落ち込み、S&P500の株価は年間55%下落、S&P500で最悪の業績を上げた企業の1つになってしまいました。
エル・ブランズは、通年の利益見通しを下方修正、企業の収益性を向上させ、成長の可能性を持つ大きなブランドに焦点を当て、業績回復と株主価値の向上させるため、ヘンリ・ベンデルの運営終了の決断をしました。
エル・ブランズは、他に、Victoria’s SecretとBath&Body Worksなどのブランドを運営しています。
ヘンリ・ベンデルの123年の歴史
ヘンリ・ベンデルは、1895年、アンリ・ベンデルによって設立され、ニューヨーク、グリニッジビレッジで自分の店を開店します。
1907年に、今ではブランドの顔となる茶色と白のストライプボックスのスタイルが誕生。
1913年、米国で初めてココ・シャネルのデザインを販売します。
1936年に、ベンデルが死去、1954年まで彼の甥が引き継ぎます。
その後、ジェラルディン・シュッツが社長に就任、彼はソニヤ・リキエルやラルフローレン、カルロスファルチなどを発掘し、先見の明を持っていました。
そして、1960年には、あの有名アーティスト、アンディ・ウォーホルも社内のイラストレーターとして迎え入れます。
1985年、エル・ブランズが、HENRI BENDELを買収し、11州に展開し始めます。
イザックによる女の子のイラストは、過去18年間Henri Bendelの広告として使われ、ブランドモチーフとなっています。
2007年 茶色と白のストライプのデザインは、100周年を迎えました。
現在でも、23店舗で販売されています。
2019年1月 閉鎖予定
数多くの海外セレブに愛されてきたヘンリ・ベンデル
アンジェリーナ・ジョリー / サングラス
ブレイク・ライブリー / ハンドバッグ
ジェシカ・アルバ / ポシェット
テイラー・スイフト/ リュックサック
アリアナ・グランデ / ネックレス
カイリー・ジェンナー / ハンドバッグ
オリビア・カルポ / ハンドバッグ
ヴァネッサ・ハジェンス / ショルダーバッグ
エミリー・ラタコウスキー / ハンドバッグ
アレッサンドラ・アンブロジオ / ハンドバッグ