<データ・キャスト>
作曲 Richard Strauss
指揮 Sebastian Weigle
侯爵夫人 Renee Fleming
オクタヴィアン Elina Garanca
オックス男爵 Gunther Groissbock
娘ゾフィー Kathleen Kim
<あらすじ>
【第1幕】
18世紀中頃のウィーン、場所は、侯爵夫人の寝室。侯爵夫人は夫の留守中に、若い貴公子オクタヴィアンを招き一夜を過ごしていました。
早朝その侯爵夫人の元へ、いとこのオックス男爵が訪ねてきます。女好きのオックスは、そこにいた小間使いの女装に変装したオクタヴィアンを口説こうとします。
オックスが訪ねてきたのは、裕福な貴族ファーニナルの娘ゾフィーと婚約したので、彼女に「銀のばら」を贈る「ばらの騎士」を紹介してほしいとのことでした。侯爵夫人は、ばらの騎士にオクタヴィアンを推薦し、オックスも納得しました。
侯爵夫人はオクタヴィアンに、あなたはきっと若く美しい人の元にいづれ傾くでしょうと言います。オクタヴィアンはそれを否定し、拗ねてしまって館をあとにします。
【第2幕】
ばらの騎士として正装したオクタヴィアンは、裕福な貴族ファーニナルの館を訪れ、娘のゾフィーに銀のばらを贈ります。このときオクタヴィアンとゾフィーは互いに一目惚れしていました。 そこへ下品な態度のオックスが現れ、ゾフィーはこの結婚が嫌になります。
オックスの態度に怒ったオクタヴィアン、彼と決闘となりました。
この事態にゾフィーの父ファーニナルは怒ります。
その時、オックス男爵に、あの侯爵夫人の小間使いから一通のお誘いの手紙が届きます。
実はこれはオクタヴィアンの罠、それに気づかず男爵は喜んで会いに行きました。
【第3幕】
郊外の居酒屋の一室に、オックスと小間使いに扮したオクタヴィアンがいます。
オックスはオクタヴィアンを誘い、オクタヴィアンはオックスをからかいもて遊んでいます。
その醜態をゾフィーの父ファーニナルが見ており、ファーニナルも愛想を尽かします。
侯爵夫人も加わり、オックスにもう立ち去るように言い、オックスは引き下がりました。
そこに残った、侯爵夫人とオクタヴィアン、ゾフィーの3人。
2人の女性の間でオクタヴィアンは戸惑います。しかし、侯爵夫人は身を引くことを決心し立ち去ります。
オクタヴィアンとゾフィーは、抱き合いながら2人の愛を誓い合ったのでした。
<感想 at メトオペラにて>
シュトラウスのバラの騎士(Der Rosenkavalier)を観に行きました
今夜は、ルネ・フレミングが、これでオペラ最後の舞台かもしれないし、それを観ようと満席御礼、一席も空席が見当たらないほどです。
きらびやかな舞台セットにも魅了させられます。
バラの騎士であるオクタヴィアンを、女性の Elina Garancaが男役と女役を演じ、若いハンサムなオクタヴィアンを見事に演じました。
そして、エンディングはルネ・フレミングに、スタンディングオベーションと拍手が止み終わらず。