Tosca

<データ・キャスト> ※2018年1月公演

作曲:Giacomo Puccini

演奏時間:1時間50分(第1幕45分、第2幕40分、第3幕25分)

プロダクション/ Sir David McVicar

指揮者/ Emmanuel Villaume

トスカ (歌手)/ Jennifer Rowley

カヴァラドッシ (トスカの恋人)/ Vittirio Geigolo

スカルピア(警視総監)/ Zejiko Lucie

アンジェロッティ(政治犯)/ Christian Zaremba

 

<あらすじ>

【第1幕】

1800年ローマ、トスカとカヴァラドッシは愛し合っていました。脱獄したアンジェロッティが、カヴァラドッシのもとで身を隠します。

王制側の警視総監スカルピアは、アンジェロッティに追ってカヴァラドッシのところにやってきます。そこで、歌姫トスカを見つけます。彼は、トスカが恋人カヴァラドッシの家に行くようにうまく仕向けて、その後を手下に尾行させることにしました。

【第2幕】

スカルピアは、カヴァラドッシを捕らえます。

彼を拷問にかけてアンジェロッティの居場所を聞き出そうてしますが彼が口を割りません。スカルピアはトスカを呼びつけ、恋人が拷問されているのを見せつけ、トスカはそれに耐えられず隠れ家の場所を教えてしまいたす。

その時王制側が負け、ナポレオン軍が勝利したという一報が入ります。怒ったスカルピアは死刑にすることとしました。
トスカは彼の命を助けてほしいとスカルピアに頼むと、体を自分に捧げるなら助けてやると約束します。そしてスカルピアが彼女の体に手を触れようとした瞬間、トスカはそこにあったナイフでスカルピアを刺し殺してしまいます。

【第3幕】

トスカは牢屋に捕らわれているカヴァラドッシのもとに駆けつけます。彼女は銃殺刑は空砲で見せかけで、終わったら自由になれると伝えます。安堵したカヴァラドッシ。そして処刑が執行され、トスカがカヴァラドッシに近寄ってみると彼は死んいました。絶望したトスカ。そこへ、スカルピア殺害したとして兵士がトスカを追ってきた時、トスカは城壁から身を投げて命を絶ったのでした。

 

<メトロポリタン オペラにて>

メトのトスカ、今日観たのは新しい舞台セットとプロダクションです。

1幕のセットは教会、奥行きや高さもゴージャスで、魅了される舞台演出。

そして、Vittirio Geigoloのテノールが、素晴らしい。ステージは、もちろんオーケストラの後ろにあるにもかかわらず、彼のテノールはオーケストラの音楽を弾け飛ばすくらいのハリと音量。よく通る声の人っていますが、滑舌が良い人の声っていうのは言いかた変ですが、彼のはとても聞き取りやすい声。歌手の声の質はわかリマセンが、客席は、いつもより大きめの拍手で盛り上がります。

そして2幕でも

トスカが歌う「歌に生き、恋に生き」では拍手がしばらく止みやらず、指揮者までもが、彼女に拍手を送るパフォーマンス、それを見た観客が、さらに拍手の二重奏で、演目がなかなか始まらないほどです。

トスカ役のJennifer Rowleyは、今日1日だけの代役にもかかわらず見事に歌い切りました。急遽、風邪などでの代役ですから、凄いです。普段からも練習しているけれど、いきなり今日やってーとぶっつけ本番のようなものですから、かなり緊張すると思いますが見事でした。

さて、アリアでも、有名なこの歌を聴く事がありますが、オペラで聴くと、オーケストラの演奏と感情も入ってさらに感動します。

改めてトスカを観て良かったと実感。

3幕では、新しいセットの為不具合があるのか、予定時刻になっても始まらず、客席に座って暗い中10分ほど待たされるハプニングもありました。それでも新しい舞台セットはカッコいい。

メトオペラは、奥行きと高さもあるので、壮大な舞台セットに圧巻です。

メトのオペラは、いつも本物?を使用する気がします。今回も大きな暖炉は本当の炎。前回観た「皆殺しの天使」焚き火も舞台の上で本物の火。「アルジェのイタリア女」でパスタを食べるシーンも本物のパスタ。お風呂から女性が裸で出てくるときも本当に裸。なんといっても、サロメでは、サロメが踊って裸を披露するときも、、本当に全身すっぽんぽんの全裸。演技もカモフラージュではなく、まさに本気なんですね、歌手の方には脱帽です。

プッチーにのトスカは、3幕全て有名なアリアもあり感動します。リピートして観に行きたい演目です。

メトオペラのシンボル クリスタルシャンデリアと脇役たち

2つの才能を持つシンガーマルセリート・ポモイ と ダルシー・リン・ファーマー

 

AGT 心にしみるナイトバード奇跡の歌声「It’s OK」末期ガン余命宣告 ゴールデンブザー

NYwonder
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